「バーバースタイルって何だろう?」
クラシカルかつ男らしい髪型、それが“バーバースタイル”である。
みなさんこんにちは。THE BARBER CITYへようこそ。運営者の“市長”です。
今回は、初心者向けにバーバースタイルについて解説していく。
この記事を、バーバースタイルの魅力を知る第一歩にしていただきたい。
バーバースタイルとは
皆さん、そもそも「バーバー(barber)」という単語を聞いたことがあるだろうか。
googleで“barber 意味”と検索すると、床屋・理容師と出てくる。
つまり「バーバースタイル」とは「床屋、理容室のスタイル」という意味になる。
ちなみに「理髪店」はアメリカ英語で barber shop、イギリス英語で barber’s と、若干言い方が違うらしい。
では、バーバースタイルとはどんな髪型だろうか。イメージしてほしいのは、オールバックや73分けといった、クラシックな髪型だ。

このようなクラシックで理容店で提供されるヘアスタイルをベースに、現代的なアレンジを加えたスタイルを総称して“バーバースタイル”と呼んでいる。
より具体的に説明すると、頭頂部の髪は比較的に長く残し、サイドを短く刈り上げるスタイルが一般的だ。
バーバースタイルの種類
バーバースタイルにもいくつが種類がある。
理容室や美容室ごとに若干の種類や呼び方に違いがあるが、まずはスタンダードなスタイルを紹介していこう。
スリックバック(Slocked Back)
スリックバックというより、オールバックといったほうが聞き馴染みがあるかたもいるだろうが、ここでは“スリックバック”を定着させていきたい。
サイドは短く刈り上げてフェードにし、トップの髪は後ろに流すスタイルである。
クラシカルかつ清潔感もあり、私が最も好む髪型の一つだ。
私が初めてバーバースタイルを取り入れたときの、記念すべきスタイルでもあり、思い入れが深い。

ポンパドール(Pompadour)
写真の様に、スリックバックより、更にトップにボリュームをもたせたスタイル。
近年ではElvis Presleyなどのロックミュージシャンのトレードマークとなっているが、そのルーツはなんと1700年代のフランスの貴婦人だというから驚きだ。
こちらもバーバースタイルのまさに王道と言えるスタイルである。

サイドパート(Side part)
いわゆる七三分けのイメージに近いスタイルがサイドパートだ。
サイドは刈り上げてフェードとし、髪の分け目に沿って刈り込みを入れるスタイルもある。
日本でも古くから親しまれているスタイルの一つであり、フォーマルな場面でも活用できるスタイルだ。
スリックバックやポンパドールだと少々いかつくなってしまうが、サイドパートだと雰囲気がフォーマル寄りになるため、真面目な印象をもたれやすいという特徴もある。

クロップ(Crop)
クロップスタイルは、前髪が短めでシャープな印象を与えるスタイルだ。
フェードの具合や前髪の量で雰囲気を変えることができ、バーバースタイルの中でも人気なスタイルの一つである。
また、髪の長さが短くなるため、セットをしやすいというのもポイントの一つである。
とあるバーバーのサイトでは親子でクロップスタイルにしている例も紹介されており、非常に微笑ましく感じた。(確かに子どもにスリックバックやポンパドールは無理がある)

アイビーカット(Ivy League)
アイビーカットは、アメリカ東部の名門大学郡「アイビーリーグ」の学生たちに由来するヘアスタイルだ。
スリックバックやサイドパートに比べて前髪の長さがより短く、立ち上げるようにセットされているのが特徴だ。
学生たちに由来するスタイルだけあって、スポーティーでエネルギッシュ、かつ清潔感を感じられる。
スポーツからフォーマルまで、幅広いシーンに馴染むスタイルの一つである。

フラットトップ(Flat Top)
フラットトップは、文字通り頭頂部のの髪を平らにカットしているのが最大の特徴だ。
こち亀の両さんのような角刈りに近しいものがあるが、フラットトップとは少々異なる。
他の髪型同様、サイドや後頭部はフェードが組み合わされており、シャープなスタイリングとなっている。
また、元々ある程度髪型が形つくられているため、スタイリングに時間がかからないというのも特徴だ。

フェード(Fade)
今までの髪型紹介の中で、“フェード”という単語が何度か出てきたが、皆さんご存知だろうか?
フェードはバーバースタイルに無くてはならないスタイルであり、是非知っておいていただきたい。
フェードは、髪の長さをグラデーション状に変化させるバーバースタイルの一種である。
調べたところによると、フェードカットの期限は1940〜50年代のアメリカで、アメリカ軍でのミニタリースタイルがルーツとされている。
映画 FURYよりブラッド・ピットの髪型

フェードの特徴とは、何と言っても刈り上げ部分の長さをミリ単位で調整することで生まれる美しいグラデーションだ。
長さにより、「ローフェード」「ミディアムフェード」「ハイフェード」「スキンフェード」等に分類され、スキンフェードに至ってはもはや地肌が見えているほどである。

また、フェードはそれ単体で構成されるものではなく、他のスタイルと合わされるものである。
例えば
「ハイフェード」+「スリックバック」

「ミディアムフェード」+「サイドパート」

「クロップ」+「スキンフェード」

これらは一例に過ぎないが、髪型の組み合わせやフェードの長さで印象が大きく変わるため、自身の好みの長さを見つけるのも楽しみの一つである。
まとめ
今回は初心者むけに、バーバースタイルの特徴やその髪型の種類についてお伝えした。
上記の髪型以外にもバーバースタイルはあり、奥が深い。
また機会があれば、みなさんへもお伝えしていこうと思う。
この記事を呼んで、皆さんがバーバースタイルに興味を持ってくれることを期待して、終わりとしよう。
次回の記事も、是非目を通していただければと思う。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。