みなさんこんにちは。“THE BARBER CITY”運営者の市長だ。
整髪料を使っている中で、このような悩みを抱えていないだろうか?
・整髪料の匂いを上司から注意されてしまった。
・ポマードはどれも匂いがきつく、自分にあったアイテムが見つからない。
・ポマードとお気に入りの香水を一緒に使いたい!
ポマードは香りが魅力のひとつだが、TPOを誤ると“匂いトラブル”につながるリスクもある。
市長そんな悩みを解決してくれるのが、『無香料ポマード』である。
本記事では、今まで30種類以上の整髪料を使ってきたバーバースタイル歴10年以上の筆者が、無香料ポマードの特徴から、おすすめアイテムまで徹底的に解説していく。
無香料ポマードを使うことで、
・匂いに敏感な環境でも安心して使える
・好きな香水と自由に組み合わせられる
・清潔感と好印象を両立できる
結論、無香料ポマードは『香りを主体的に調整できる男』のための必須アイテムである。


とある病院で働く医療従事者でありながら、バーバースタイルをこよなく愛する男。
20代からバーバースタイルの魅力に取りつかれ、早10年。
- 普段はスリックバックやサイドパートでスタイリング。
- 今まで試した整髪料は30種類以上
自らの経験・知見をもとに、皆さんの「男を上げる」ための情報を発信中。
無香料ポマードとは?|メリット・デメリット|
無香料ポマードとは、文字通り「香料が付いていない」ポマードのことで、香りに左右されずどんなシーンでも使えるのが最大の魅力だ。
一般的なポマードは、バニラやシトラスなど独自の香りがアイテムの個性を作っているが、一方で香りが強いと職場や家庭など「香りを控えたい場面」で使いにくいこともある。
そこで登場したのが、香りを排除した無香料タイプ。香りをあえて“足さない”ことで、使う人や場面を選ばなくなった。
無香料であることでメリット・デメリットがあり、それぞれ以下の通り。
・シーンや場所を問わず使える汎用性の高さ
・自分の好きな香りを身につけられる。
・香りが無く、特徴が少ない
・各メーカーからのラインナップが少ない
無香料ポマードは、香りという特徴を手放すことで、誰もが自由に使える“万能な整髪料”として注目を集めている。
今回紹介するアイテムとその特徴


無香料ポマードは年々ラインナップが増えているが、まだ種類は多くない。
今回は、国内外で評価の高い6つの無香料ポマードを厳選して紹介する。
それぞれの特徴や使用感を比較しながら、自分のスタイルに合う一本を見つけてほしい。
BROSH POMADE UNSCENTED(ブロッシュポマード アンセンテッド)


BROSH POMADE UNSCENTEDは、BROSHから販売されている無香料ポマードだ。「UNSCENTED」は「無香料」「香りがない」という意味である。
BROSHは日本人の髪質に合わせて作られたフルジャパンメイドのポマードであり、日本人の硬い髪質でもしっかりとホールドしてくれる。
- テクスチャー:手に取るときも柔らかめでよく伸びる。髪に塗布後の伸びもスムーズ。
- ツヤ感:しっかり出る。(ORIGINAL POMADEと同程度)
- ホールド力:ORIGINAL POMADE同様にやや強め。乾くとパリッと固まる。
- 洗い落とし:良好
パッケージにはBROSHのシンボルであるフクロウがビジネスバッグを持つデザインが採用され、クラシックかつ遊び心のある印象となっている。
クールグルース F1・G1・M1


阪本高生堂の定番ブランド「クールグリース」シリーズから登場した無香料モデル。
香りを抑えつつも、ホールド力やツヤの違いで選びたい人に適している。
種類ごとにテクスチャー・ホールド力が異なり、違いは以下の通り。
※クールグリースは★の数でホールド力を表す。(例:クールグリースG=★4、クックグリース=★9)
| 商品名 | ホールド力 | テクスチャー |
|---|---|---|
| クールグリースG1 | ★11 | 硬めながら伸びも良い |
| クールグリースF1 | ★3 | ファイバー配合で柔らかく扱いやすい |
| クールグリースM1 | ★4 | 適度な伸びとツヤ感 |
- 洗い落とし:すべて水性ポマードのため良好
詳細なレビューは以下の記事を参考にしてほしい。


WOLFMAN POMADE SUPER SHINE(ウルフマンポマード スーパーシャイン)


WOLFMAN POMADE SUPER SHINE は、WOLFMAN BARBER SHOP監修の無香料ポマードである。
製造が阪本高生堂が手掛けており、質感はクックグリースやクールグリースG1に非常に似ている。
性能は以下の通り。
- テクスチャー:ファイバーが配合されていないためややねっとり。髪に塗布後はしっかり伸びる。
- ツヤ感:強い
- ホールド力:強め(クックグリースに近い)
- 洗い落とし:良好
COOL GREASE SUPERIORE STANDARD(クールグルース スペリオーレ スタンダード)


COOL GREASE SUPERIORE STANDARDは阪本高生堂のハイクラスモデル。
ガラス瓶入りで高級感があり、上品なツヤ感を求める大人の男性に向いている。
性能は以下の通り。
- テクスチャー:ファイバー配合で非常に伸びやすい。
- ツヤ感:しっかり出る
- ホールド力:中程度(クールグリースGと同程度)
- 洗い落とし:良好
DOORS POMADE FRAGRANCE FREE


DOORS POMADE FRAGRANCE FREEは、沖縄のバーバー「OLDLAMP」との共同開発で生まれたブランドDOORS監修の無香料ポマードだ。
日本人の硬く太い髪質に合わせた処方であり、強めのセット力と濡れ感を両立したい人におすすめだ。
性能は以下の通り。
- テクスチャー:ねっとり系だが、髪に塗布した際の伸びは良好。
- ツヤ感:濡れ感が強い
- ホールド力:強め(オリジナルポマードと同等)
- 洗い落とし:良好
クールグルース コンクリート


クールグリース コンクリートは、今回紹介するポマードの中で唯一「油性」ポマードであり、クールグリース唯一の油性ポマードである。
“コンクリート”という名の通り、極めて高いホールド力を誇り、マットな質感を求める人に最適なポマードである。
- テクスチャー:硬めで、手のひらでも伸びづらい。塗布後もコームや手櫛が入りづらい。
- ツヤ感:マット(ツヤ無し)
- ホールド力:非常に強い。髪の毛を逆立てても崩れないレベル
- 洗い落とし:油性のため非常に悪い。
各項目のNo.1を決める:迷ったらBROSH
ここまで紹介した6種類の無香料ポマードを、以下の4つの観点から比較し、それぞれNo.1を決定した。
- コストパフォーマンス
- ホールド力
- テクスチャーの良さ
- 総合力
コストパフォーマンスNo.1:クールグルースF1・G1・M1
コストパフォーマンスNo.1は
クールグルースF1・G1・M1
である。



クールグリースシリーズは220gで税込1870円と他のポマードでは類を見ないコスパを誇る
※ここでいうクールグリースはCOOL GREASE SUPERIOREは除く
他のポマードと比べると、内容量・価格ともにバランスが優れており、1gあたりの価格ではほぼ半額に近い。
| クールグリース | 他メーカー(平均値) | |
|---|---|---|
| 内容量 | 210g | 120g |
| 値段 | 1870円 | 2000円 |
| 1gあたりの値段 | 8.9円 | 16.6円 |
200g以上の容量で2,000円を切るポマードは、現時点でクールグリースシリーズのみ。
コスパを重視するなら、間違いなくこのシリーズが第一候補となる。
コスト面での満足度を求めるなら、まずはクールグリース F1・G1・M1を選ぼう。
ホールド力No1:クールグルースコンクリートorクールグリースG1




ホールド力No.1は、
油性ポマード部門:クールグリース コンクリート
水性ポマード部門:クールグリース G1
の2種類である。



コンクリートは油性ポマードならではの強力なホールド力が魅力。
G1は、水性ながらシリーズ最強のホールド力★11であることが決め手だ。
クールグリースコンクリートは「油性」ポマード故に、湿気や水分にも強い非常に強力なホールド力を誇り、他の水生ポマードには無い特徴を持つ。
しかし、油性故に洗い落ちが非常に悪いのがデメリットとなる。
そのため、洗い落ちが気になる人は、水性ポマードであるクールグリースG1を使うことをおすすめする。
クールグリースG1は硬めのテクスチャーながらも形が作りやすく崩れにくい特徴を持ち、水生ポマードのため洗い落ちも抜群だ。
迷ったら、まずはクールグリースG1から使うのがおすすめ。
テクスチャーの良さNo1:BROSH POMADE UNSCENTED


テクスチャーNo.1は
BROSH POMADE UNSCENTED
である。



ファイバー配合による高い操作性と、その質感のバランスの良さが決め手だ。
ファイバーが配合されると、髪に引っかかりコームや手櫛の通りが悪くなることがあるが、BROSH POMADE UNSCENTEDは髪に塗布後の伸びが良く、非常に使いやすい。
容器から手に取る際も柔らかめのテクスチャーであり、手のひらで伸ばす際も指と指の間まで良く馴染んでくれる。
他のポマード(クールグリースG1やSUPERIORE)はしっとり重ための質感だが、BROSHは乾くとパリッと固まり、軽い仕上がりになる。
髪が重たく見えず、手ぐしも通しやすく、ベタつきが苦手な人には特におすすめだ。
スタイリング中の操作性と、仕上がりの軽さを求めるなら、BROSH POMADE UNSCENTEDを選ぼう。
総合力No1:BROSH POMADE UNSCENTED


総合力No.1無香料ポマードは
BROSH POMADE UNSCENTED
である。



BROSHはホールド力・テクスチャー・ツヤ感・汎用性のバランスが非常に高く、どんな髪質・シーンにも対応できる。
日本人の髪質に合わせて開発されており、硬い髪でもしっかり形をキープできるのが強みだ。
乾くとパリッと固まる質感は、スタイルを長時間キープしながらも、清潔感のある印象を演出できる。
また、ツヤ感も抑えめであり、ビジネスでもプライベートでも違和感無く使うことができる。
まさに、香りを抑えながらも、“理想のスタイルを一日中キープできる”万能ポマードである。
無香料ポマードで迷ったら、まずはBROSH POMADE UNSCENTEDを選べば間違いない。
無香料ポマードがオススメな人


無香料ポマードは、「香り」という特徴をあえて排したことで、どんなシーンでも使いやすい万能な整髪料である。
その中でも、特におすすめしたいのは次の2タイプの人である。
自宅や職場で強い匂いのものを付けれない人
- 飲食店に努めている
- 病院に勤めている
- 家族に強い匂いが苦手な人がいる
- ポマードの強い香料が苦手だ
上記のような職種や家庭環境の方は、無香料ポマードの使用をおすすめする。
特に飲食業や医療職の方は、強い香りが不快に感じられる場面も多く、場合によっては上司や顧客から注意を受けることもある。



筆者も患者さんからポマードの香りについてクレームを受けたことがあり、そこから無香料ポマードを使い始めた。
また、家庭内でも家族が香りに敏感な場合や、小さな子ども・妊婦がいる場合には、無香料ポマードが最適である。
香りに気を遣う環境で働く人、あるいは家族への配慮を重視したい人には、無香料ポマードが最も実用的である。
自分の好きな香りのアイテムを身につけたい人
- 自分の好きな香りのアイテムを使いたい
上記のような方もまた、無香料ポマードの使用をおすすめする。
香料付きのポマードと香水等のアイテムを併用すると、香りが混ざってしまい、印象がちぐはぐになることがある。
また、必ずしもポマードの香料が自分の好みにあっているかは限らない。
一方無香料ポマードなら、ヘアスタイルをしっかりキープしながらも、自分の好みの香りを邪魔しない。
香りの自由度を高めたい人にとって、無香料ポマードは「自分らしさ」を保てる最高の選択肢である。
なぜ今、無香料ポマードが選ばれているのか


ここまで無香料ポマードについて紹介してきたが、なぜ今になって無香料ポマードが選ばれているのだろうか?
結論、
- 香りが苦手なユーザー
- 職場やビジネスシーンで香りを控えたい人
- 香水や他のフレグランスと重ねたくない人
などの需要が高まっているからである。
また、最近では「スメハラ」のように、匂いに対する周囲の目が厳しくなっているという背景から、どんなシーンでも使えるポマードへのニーズが増している。
一方で、香りを“味方につけられる”人は、周囲の印象を大きく変えることができる。
上司との会議や得意先との商談の場では信頼感を、気になるあの子とのデートでは好感を生み、その一瞬の香りが、きっとあなたの人生を素晴らしいものに変えてくれるだろう。



香りをコントロールできる男は、それだけで男の格が一段上に見える。
まとめ
今回は、無香料ポマードついて紹介した。
本記事のまとめは以下の通り
・無香料ポマードのメリット
①シーンや場所を問わず使える汎用性の高さ
②自分の好きな香りを身につけられる
・おすすめ無香料ポマード:BROSH POMADE UNSCENTED
・無香料ポマードがおすすめな人
①飲食業や医療職等の匂いに敏感な職種
②自分の好きな香りをつけたい人
・香りで周囲からの印象を大きく変えることができる
香りは、人間の5感の中でも、その人の印象に関わる非常に大きな要素である。
それ故にポマードの選択を間違えると、周囲からの評価がガタッと落ちてしまいかねない。
しかし、無香料ポマードならそんなリスクを軽減し、自分で最適な香りを身に着けることができ、最高の自分を作り上げることができる。
ぜひ皆さんも、自身に最適な無香料ポマードを選び、髪型のみならず、香りでも「男の格」を上げていこう。
①BROSH POMADE UNSCENTED(アンセンテッド)
②クールグルース F1・G1・M1
③クールグルースコンクリート
④WOLFMAN POMADE SUPER SHINE
⑤COOL GREASE SUPERIORE STANDARD
⑥DOORS POMADE FRAGRANCE FREE
\他の整髪料のレビュー記事はこちら!/
自分に最適な整髪料を見つけよう。


Mayer’s word〜市長の一言〜
香りに縛られないことは、自由であるということ。
市長









