皆さんこんにちは。THE BARBER CITY運営者の“市長”だ。
・清潔感のある髪型を手に入れたい
・清潔感の出し方がわからない
このように悩んでいる人は、少なくないだろう。
そこで今回は、清潔感のある髪型を手に入れるために、男性諸君が見落としやすいポイントを3つお伝えしていく。
結論から言うと、清潔感のある髪型を手に入れるために注意すべきポイントは、おでこ・襟足・もみあげの3ヶ所である。
本記事では、30種類以上の整髪料を使ってきたバーバースタイル歴10年以上の私が、詳しく解説していく。
これを読めば、明日からあなたも清潔感のある髪型を手に入れられるだろう。
この記事はこんな人に向けて書いています。

とある病院で働く医療従事者でありながら、バーバースタイルをこよなく愛する男。
- バーバースタイル歴10数年
- 毎日クラシックバーバースタイル
- 今まで試した整髪料は30種類以上
自らの経験・知見をもとに、皆さんの「男を上げる」ための情報を発信中。
清潔感を決めるポイント3選
清潔感を決めているのは、髪型そのものではない。ポイントは、おでこ・襟足・もみあげの3ヶ所だ。
この3つに共通しているのは、どれも「顔の輪郭を縁取っている場所」だということである。額縁のようなものだと考えればいい。絵が同じでも、額縁が歪んでいれば絵まで安っぽく見える。

3つに共通するのは、顔と髪との境界線をはっきりさせること
先に結論を書いておく。3ヶ所とも、やるべきことは「顔と髪との境界線をはっきりさせる」ことだ。

おでこを出す
前髪でおでこが隠れていると、表情が暗く見える。ボサついていれば、それだけで清潔感は損なわれる。
逆に、前髪を整えておでこを出せば、表情まで明るく見える。
バーバースタイルは、サイドパートやスリックバックといったおでこを出すスタイルがポピュラーだ。これらが清潔感を保つのに最適なヘアスタイルの一つである理由が、ここにある。

襟足を短く整える
襟足が伸びると服にかかり、首元が隠れる。
首と髪の境目がどこか分からない状態——これが野暮ったさの正体だ。
男性は短いスタイルの人が多いぶん、ここが伸びていると目立つ。日頃から整えておきたい。
もみあげを短く整える
もみあげが長いと、髪と顔の輪郭がぼやける。逆に整っていれば、顔の縁がはっきりして、メリハリが出る。
ヘアスタイル全体で清潔感を出すには、このメリハリが効く。
なお、「短くすればいい」という話ではない。重要なのは長さではなく、境界線の明瞭さである。
大事なのは「スッキリ感」
これは私自身の体験だが、髪を切った後に返ってくる反応は、たいてい「スッキリして気持ちいいね」「刈り上げが気持ちいいね」——つまり、首から耳にかけての縁がスッキリしているかどうかの評価である。
その裏付けになる話がある。
人の顔が日常でどの角度から見られているかを、実際に測った研究がある。
その結果、全体の44%の人が斜め45度から見ているという結果であった。
つまり、人があなたを見ているのは、正面からとは限らない。むしろ斜めから見られていることのほうが多い。
そして斜めから見れば、正面の鏡では確認しづらいもみあげや襟足の輪郭が、はっきりと目に入る。
すれ違うとき、隣の席にいるとき、去り際、思っている以上に見られているということを覚えておこう。
だからこそ、この3ヶ所を整えておく価値がある。
そもそも襟足・もみあげは「どこ」なのか
ところで、襟足ともみあげが正確にどこを指すのか、皆さんは答えられるだろうか?
日頃から気にしておきたい場所なので、ここでしっかり押さえておこう。
襟足はどこからどこまでか
襟足とは、後頭部の下、首の後ろの生え際まわりを指す。
両耳の後ろを結んだラインから下、シャツの襟にかかるあたりまでの範囲だと考えればいい。
ここは毛が細く柔らかいため、伸びると輪郭がぼやける。
私の場合、切ってもらった直後の襟足はフェードになっていて、これが一番かっこいいと思っている。

もみあげは「どこまで」が正解か
もみあげとは、耳の前を縦に降りている毛の部分だ。頬と髪の境界にあたる。
「どこまで残すのが正解か」という問いに、絶対的な答えはない。ただし目安はある。
短く整えるなら耳の穴の高さ、自然に見せたいなら耳たぶの中ほどまで。これより下に伸びると、顔の輪郭が縦に間延びして見えやすい。
注意したいのは、もみあげを完全に剃り落とさないことだ。無くしてしまうと境界そのものが消え、顔の縁が曖昧になる。もみあげは”消す”ものではなく”揃える”ものと覚えておくといい。

清潔感を作るのは長さより”境界線”
ここまで読んで「とにかく短く刈ればいい」と思ったなら、それは早まった考えである。
前項でも述べた通り、清潔感を作っているのは長さではなく、境界線の明瞭さだ。
短くても境目がガタついていれば雑に見えるし、ある程度の長さがあっても輪郭が揃っていれば整って見える。判断基準は「短いかどうか」ではなく「輪郭がハッキリと整っているかどうか」である。
清潔感を出すには、頭皮のケアも欠かせない
ここまで見た目の話をしてきたが、清潔感を保つうえで大事なポイントがもう一つある。それは頭皮だ。
なぜ頭皮が清潔感の話になるのか。順番に説明する。
男の皮脂は「増える」のではなく「減らない」
まず前提を共有したい。男性の皮脂は、年齢とともに減らない。
資生堂の解説によれば、男性の肌は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、男性ホルモンには皮脂の分泌を活発にする働きがある。そのため「20代をピークに年齢を重ねるにつれ皮脂分泌が少なくなる女性と違って、男性は年齢による大きな変化はない」とされている。
花王の解説でも、成人時点で男性の皮脂分泌量は女性の約2倍であり、女性が加齢とともに減っていくのに対して、男性は「皮脂の量はほとんど減りません」と説明されている。
つまりこういうことだ。
頭皮のべたつきが気になるのは、皮脂が増えるのではなく、減らないためである。
(※皮脂の量には個人差があり、ここでは全体的な傾向の話をしている)
ベタつきがあると生じること
では、その皮脂が何を起こすか。以下の通りである。
| ① 見た目 | 根元がベタつけば、髪は寝てしまう。束になってペタッとし、シルエットが出ない。整えたはずの形が、決まらなくなる |
| ② 匂い | 皮脂汚れがしっかり落ちていないと、そこから頭皮の匂いが生じてしまう |
どちらも清潔感においては大きな減点項目だ。
以前、私は妻に「ちょっと汗臭い」と言われたことがある。それをきっかけに、使うシャンプーを見直した。頭皮をしっかり洗うという意識に切り替わったのは、このときだ。
清潔感を保つためには、髪のコンディションに加え、頭皮についても日頃からケアしていく必要がある。
髪型を選ぶときに気をつけたいこと
3つのポイントを押さえたうえで、髪型そのものを選ぶときに気をつけたいことが、あと2つある。
サイドのシルエットと、カットのタイミングだ。
サイドのシルエットが膨らんでいないか
髪の量が多い人ほど、
髪が伸びると共にサイドがどんどん膨らんでしまう。膨らむと頭が大きく見え、輪郭がぼやける。
そのため、サイドが膨らんできてしまう前に、カットして整えておく必要がある。
すぐに髪が伸びてしまうという人は、最初から短めのフェードカットにすると、比較的長持ちするだろう。
筆者の場合、髪質が硬く量が多い。だからサイドを短くして、下にいくほど短くなるフェードカットでお願いしている。ただし刈り上げの高さは、耳の上あたりまで(ロー〜ミディアム)に留めている。
適切なタイミングでカットする
もう一つは、切った“あと”の話だ。
髪型がいちばんかっこいいのは、切った直後である。髪は一ヶ月におよそ1cm伸びる。三ヶ月も空けると、サイド・もみあげ・トップが同時に来て、セットそのものが決まらなくなってしまう
だから、セットが決まらなくなり、清潔感を損なってしまう前に、カットに行って整えることが必要だ。
また、自分がどこから崩れるかを知っておくと、髪が伸びてきたあとのセットもうまくいくようになる。これは、担当してくれた美容師・理容師に確認しておくと間違いない。
言い方としては、「伸びてくると、ここが崩れて困るんです」と症状を相談するのが良い。
清潔感を保つ方法
ここまで、清潔感に必要な内容を紹介してきた。だが、それを一日を通して保てなければ意味がない。
そこでここからは、清潔感を保つ方法を紹介する。
清潔感が損なわれる理由
朝は決まっていたのに、夕方には髪が崩れて、なんだか清潔感がない——こんな経験はないだろうか。
その理由の一つは、髪の水素結合が切れてしまうことにある。
髪の中には水素結合と呼ばれる結びつきがある。花王の解説によれば、
「濡れた髪は、水素結合が切れて形が自由に変えられる状態」
であり、形を整えて乾かすことでヘアスタイルが決まる。
すなわち、湿気や汗でこの結合が切れると、髪型が崩れてしまうのである。
清潔感を損なわないための3つの対策
髪型が崩れることが、清潔感を損なう原因の一つである。ならば、なるべく崩れないような工夫をすればいい。
対策は3つだ。
①朝のセットを丁寧に行う
私の経験上、朝のセットを雑に行うと、すぐに髪は崩れてくる。
だからこそ、毎朝のセットは丁寧に行いたい。
ポイントは「髪型が固定されるのは、乾く瞬間だ」という一点である。濡れると形が変えられるということは、裏を返せば、乾いたときの形で固定されるということだ。
つまり、濡らした状態で髪の形を整え、それを崩さないようにタオルとドライヤーで乾かす。そのときコームで流れを決めていく。
また、花王は「形がきまった状態で冷ましておくと、形がくずれるのを防ぐことができます」とも説明している。ドライヤーの温風で形を作ったあと、そのまま放置せず冷めるまで形を保つ。これだけで持ちが変わるので、覚えておこう。
②前日のシャンプーから、しっかり頭皮ケアを行う
頭皮に皮脂や汚れが残っていると、髪がベタつく元になり、セットも決まりづらくなる。ベタついていること自体が、清潔感を損なう原因でもある。
そのため、前日のシャンプーの段階から頭皮ケアを意識したい。
まずは予洗い——シャンプーをつける前に、お湯だけで頭皮と髪をしっかりすすぐことだ。ぬるま湯で1分以上行うと、これだけで汚れの約7割は落ちると言われている。
また洗うときにも髪と頭皮をしっかり「もみ洗い」し、すすぐ時も最低1分以上すすぐようにしよう。それに加え、自分の頭皮に合うシャンプーを使い、指の腹で頭皮を洗うようにする。
オススメのシャンプーは以下の記事で紹介しているため、是非参考にしてほしい。


③自分の髪質に合う整髪料を使う
髪質に合っていない整髪料を使うと、うまくセットできず、せっかく整えてもすぐに崩れてくる。
私は直毛&硬毛で毛量が多いため、ホールド力の強いものが必要になる。ワックスでは束感が出るだけで、まとまらない。
そして先述のとおり、崩れそのものは、汗と湿気がある限り完全には防げない。だから選ぶ基準は「絶対に崩れないか」ではなく、「崩れにくく、崩れても直せるか」になる。
| ジェル | 乾くとカチカチに固まる。形はしっかり保つが、一度崩れると手直しは難しい |
| ポマード | 油分でしっとりまとまる。時間が経ってからでもコームや手ぐしで直せる。ツヤとホールドを保ったまま形を戻せる |
どちらが優れているという話ではない。日中に直す場面が多いならポマードを、朝の形を夕方まで保ちたいならジェルを選ぶ。自分の髪型やスタイルに合わせてチョイスしよう。
「そもそもワックス・ジェル・ポマードは何が違うのか」を整理してから選びたい人は、こちらを読んでほしい。自分の髪質にどれが合うかは、性質を知らないと決められない。


自分で髪を整える際の注意点
ここまで「おでこ・襟足・もみあげが清潔感を決めている」と書いてきた。では自分で整えればいいのか——答えは「No」だ。
失敗談|自分でもみあげを切ったら、左右の長さが変わってしまった
以前、自分で襟足ともみあげを切ったことがある。結果は左右で長さが違うという、わかりやすい失敗だった。
それ以来、私は襟足ともみあげを自分では触っていない。切るのは美容院に行ったときだけだ。
生え際やもみあげには基本的に手を出さないことが安全だ。
理容室と美容室、どちらへ行くべきか
よく聞かれる話であるが、これはどちらでも構わない。
重要なのは、「担当者が自分の髪質とやりたいヘアスタイルを理解してくれているか」である。
店の業種ではなく、襟足ともみあげの線を任せられる相手がいるかどうかだ。
ただし、両者には制度上の違いがある。シェービング(顔剃り)を独立したメニューとして受けられるのは理容室だ。美容室でも化粧に付随する軽い程度の顔そりは認められているが、顔剃りそのものを目的に行くなら理容室になる。
整えたいのが「髪」なら美容室でも成立する。整えたいのが「顔まわりの産毛や輪郭」なら理容室だ。
「顔剃りだけ」で理容室に入っていい
最後にひとつ、ハードルを下げておきたい。「顔剃りだけ」で理容室を利用することは可能だ。シェービング単体のメニューを設けている店も多い。
「カットもしないのに入っていいのか」と迷う人は多い。だがそれは店側にとって普通の依頼である。
心配な人は、前もってホットペッパービューティーやGoogleマップで、店のメニューを確かめておくといい。
まとめ|清潔感は、『どこを整えるか』で決まる
今回の記事をまとめると、以下の通りだ。
- 清潔感を決めるのは髪型そのものではなく、おでこ・襟足・もみあげの3ヶ所
- ポイントは「顔と髪との境界線をはっきりさせる」こと
- 見た目だけでなく頭皮のケアも清潔感を左右する
- 清潔感を保つコツは「朝のセット」「前日の頭皮ケア」「髪質に合う整髪料」の3つ
清潔感とは、生まれつきの顔立ちや、努力の総量で決まるものではない。整えるべき場所を知っているかどうかが1番重要だ。
少しの差で、周囲の評価は大きく変わる。
まずは、今回紹介した内容を1つでも取り入れて、清潔感のあるヘアスタイルを手に入れよう。
次にやるべきは、自分の髪質に合う整髪料を選び直すことだ。「崩れにくく、崩れても直せる」のはどれなのか——ワックス・ジェル・ポマードの違いから確認してほしい。


市長の一言〜Mayor’s Word〜
“Little by little, a little becomes a lot.”
少しずつ積み重ねれば、やがて大きなものになる。
タンザニアのことわざ


