皆さんこんにちは。”THE BARBER CITY”運営者の市長です。
今回は、バーバースタイルに必須なツールを紹介していこうと思う。バーバースタイルのスタイリングとなると、いかにも難しそうなイメージを与えてしまうかもしれないが、そんなことは無い。
意外に思われるかもしれないが、特別なツールを使わずとも、しっかりとしたクラシカルなバーバースタイルを作り上げることができる。
そこで必要となるのが
- コーム(櫛)
- ドライヤー
- 整髪料
の3つである。
他にもスタイリングに活用するツールは幾つかあるが、最低限この3つを揃えておけば問題なくスタイリングは可能だ。
本記事を読んだあとには、今すぐにでもスタイリングを試してみたくなるだろう。
コーム(櫛)|クラシカルスタイルを形づくる基本の道具
まず最初に必要なのがコーム(櫛)である。
実は、コームがなくてもスタイリング自体は可能だ。しかし、クラシカルで清潔感のあるスタイルを仕上げるには、やはり必須のアイテム。ぜひ揃えておこう。
コームは大きく分けて2種類あり、左のような薄いタイプと右のような厚みのあるタイプである。


バーバースタイルのスタイリングの際に必要なのは、左側の薄いタイプのコームだ。右側のコームだと、寝癖を直すのには適しているかもしれないが、スタイリングの際には不向きとなる。
どちらのコームもDAISOのような100円均一(今では全然100円均一ではないが)で手に入れることができる。
しかし、安価なものだとすぐに壊れたり、満足の行くスタイリングができないこともしばしばだ。。
できれば薬局や量販店で売られている、質の良い丈夫なコームを使うようにしよう。値段帯は1000円前後のものであれば問題ない。
なお、コームの歯の間隔が狭いほど、髪の雰囲気はタイトに。広いとラフなスタイリングになるため、自分の目指すスタイルにあったコームを選ぶといいだろう。
ドライヤー|クセづけとベースセットの要

次に必要なのがドライヤーだ。
スタイリングの方法について調べてみると、タオルドライで少し濡れた状態で行うと書かれている記事もある。
それも間違いではないが、私はドライヤーの使用をおすすめしたい。その理由としては、ドライヤーを使用することで、整髪剤を使用する前にスタイリングの下準備ができるからだ。
人間の髪の毛は、熱を加えるとやわらかく、冷えると固くなる性質を持つ。そのため、ドライヤーで熱を加え、あらかじめセットしたい髪型の癖を付けておくことで、スタイリングが容易となり、セットした後も崩れづらくなる。
スリックバックのスタイリングを例に上げてみよう。スリックバックは、御存知の通り、髪を後方へ流すスタイルが特徴である。
この時、しっかりドライヤーで髪を前方から後方へクセづけておかないと、徐々に前髪が落ちてきてしまう。特にポンパドールやエグゼクティブコンツアー等の、トップを持ち上げるスタイルを取る際には、より事前準備が重要となる。
そのため、ドライヤーはある程度しっかり風量があり、かつ風量調整ができるものを選択するのが適当だ。また、髪型をクセづける際に、髪を熱した後に冷風で冷やすことで、よりしっかりと行うことができる。
最近は大体のドライヤーで風量調整が可能であり、冷風も出てくるため、余程のことがなければどのドライヤーでも対応可能ではある。しかし、よりしっかりとスタイリングを行いたかったり、髪質のケアも重要視する人は、機能性にこだわるのも良いだろう。
整髪料|仕上がりに差が出る“相棒”

最後に忘れてはならないのが整髪料だ。バーバーでは多くのスタイルでポマードやグリース、時にはジェルを使用している。
諸君らの中には、ポマードをそもそも使ったことや、聞いたことすら無いという人もいるだろう。ポマードは油分を主とした整髪料であり、セット力が高く、セットした後のツヤ感やウェット感が特徴だ。
使用する整髪料はその人の好みによるが、バーバースタイルは最終的にしっかりとスタイリングを行うことで初めて完成する。妥協すること無く、自身のヘアスタイルに最適な整髪料を選ぼう。
整髪料の種類を簡単にまとめたので、こちらも参考にしていただきたい。
整髪料 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
ポマード | 強いセット力とツヤが特徴。完全に固まらないため、手直しや再セットがしやすい。 | ◎ |
グリース | 強いツヤと適度なホールド力。洗い落としやすい。 | ◎ |
ジェル | 髪を強力に固定することが可能。洗い落としやすいが、修正は困難。 | ◯ |
ワックス | 質感が多岐にわたる。髪の動きを出せるが、固定性は劣る。 | △ |
その中でも私が最もおすすめしたいのはポマードだ。ポマードは油性・水性の2種類があるが、どちらでも構わない。しかし、日常生活で使用する場合や、スタイリング初心者の方は水性ポマードの使用をおすすめしたい。
理由は、洗髪のしやすさとスタイリングの容易さだ。油性ポマードの場合、”油”であるため、冬場などの気温が下がる場面では手に馴染みづらく、スタイリングの難易度が上がってしまう。
しかしながら、日本の夏場ように、高温多湿となる環境では水性ポマードも固定力が低下するという弱点を持つため、注意が必要だ。
ポマードの種類 | 特徴 |
---|---|
油性ポマード | セット力が強く、ツヤも長時間持続。油分が多いため、洗い落としづらい。 |
水性ポマード | 洗い落としやすく、比較的パリッと固まる。湿度が高いと固定性が低下する。 |
近年では、各メーカーから様々な種類の整髪料が販売されており、パッケージを見て選ぶだけでも心が踊るものだ。色々な製品を試し、自分のお気に入りの一品を見つけるのもバーバースタイルの醍醐味の1つであると、私は考えている。
まとめ
今回は、バーバースタイルに必須となるスタイリングツールをお伝えした。
バーバースタイルは髪型自体にも魅力があるが、スタイリングのツールやアイテムも多岐にわたり、非常に奥が深い。これも、多くの人がバーバースタイルに魅力を感じる一因であろう。
本記事は触りではあるが、是非これを気にバーバースタイルの魅力を感じてもらえたら幸いである。
最後にもう一度、この記事の内容を簡単におさらいしておこう。
本記事のまとめ:バーバースタイルに必須のスタイリングツール3選
- コーム:厚さが薄いタイプ
- ドライヤー:風量調節、冷風機能が付いているもの
- 整髪剤:ポマードがオススメ
今後の記事の中で、私のお気に入りやおすすめの商品も紹介していく予定だ。
では、次の記事でお会いしよう。Adios!!
【Mayor’s comment〜市長のひと言〜】
恋もバーバースタイルも、その過程を楽しもう。